離婚できるタイミング

2010-11-05

私にとっての結婚は、多少、自分の快楽を放棄してでも、他者を喜ばせることだったのだ。それを、「優しさ」と言う。自分で言うのは本当に恥ずかしいが、私は、彼女と親を喜ばせるために結婚した。私自身は結婚したいとは露ほども思っていなかった。だが、親や近しい人を喜ばせるのも男の責任のひとつ。結婚してよかったと思っている。とはいえ、私の場合、生来の性質が狩人で、制度や慣習に染まらない男だから、ずっと結婚制度に縛られているとは思えない。「離婚できるタイミング」というのは計っている。計っているが、妻が、「嫌だ」と言えば離婚はしない。喜ばせるために結婚しておいて、自分の我慾で悲しませては結婚した意味がないからだ。