育ててくれた人の恩を忘れるな

2011-03-10

人生のスタート地点、自分が歳を重ねていく節々のところには、竹の節のように、必ず自分を育ててくれたり、力を貸してくれた恩になった方がいるはずです。手を差し伸べてくれた人、助けてくれた人、声をかけてくれた人……。私はそうした方たちのことを、生涯、絶対に忘れてはいけないと思っています。けれども最近は、そこのところを忘れている人が実に多い。自分はスタート地点で、いったい誰の力を借りて、スタートすることができたのか、そして何を得られたのかといったことを、成功した後になっても、人として忘れてはいけないと思うのです。私はこの間、ある大臣に、「あの息子さんは、あなたが本当に産んだ息子か?」と聞かれました。そして、「あの息子さんはよくできているね」と言われました。その言葉が何を意味しているかというと、最終的に私は、息子を外へ出しても恥ずかしくない大人に育てることができたということです。今になって、「あの息子はよくできている。きっと本当の母ちゃんは、違うんじゃないか」と言われるほどに息子が立派に育ってくれた。それは私にとって、これ以上の誉め言葉はないほど、嬉しいことでした。これは息子に常に言って聞かせている言葉です。「人間が持っていなければならないのは、最も貴い情愛ということ。これを忘れるな。今、流行のコンピュータ人間には決してなるな……」と。また、かわいい子には旅をさせろ、と言いますが、私も息子には旅をさせました。寮のある学校(堀越高校野球部)で3年間育ててくれた恩人、大学(明治大学野球部)4年間に育ててくれた恩人を忘れるなと私は言っています。

【参考】
やってはいけない快気祝いの贈り物


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