何ごとにもバランスが大切なように、免疫にもバランスは大切です。身体を使いすぎることも免疫にはマイナスですが、運動不足にも怖いものがあります。また、身体に脂肪が多すぎると、リンパ球がうまく働かないこともあります。たとえ、リンパ球ががん細胞の居場所を突き止めたとしても、がん細胞のまわりに脂肪が多いと、リンパ球ががん細胞を取り込むことができません。脂肪は血管に付着して閉塞させたり、肝臓に害を及ぼすだけでなく、免疫環境も破壊してしまうのです。また、免疫力にとって大切なのは、リンパ球の数よりむしろ質です。じつはリンパ球にも悪玉と善玉があります。善玉リンパ球はヘルパーT1型のリンパ球のことで、インターフェロンという抗がん、抗ウイルス性の免疫物質を放出し、外敵と闘いやすい環境作りをしてくれます。悪玉リンパ球はヘルパーT2型のリンパ球のことで、悪玉リンパ球が多くなると、リンパ球のB細胞からアレルギーの原因物質が放出され、アレルギーを起こしやすい体質となります。