第二のルートは、問屋や小売店がインポーターを通さずに、海外の工場や販売会社から直接買い付ける方法である。日本に代理店を持たないブランドは多く、代理店が独占輸入販売権を握っている場合でも並行輸入という方法がある。第三には、消費者が海外旅行中の買い物、個人輸入、海外通信販売の利用などによって手に入れるルートがある。海外渡航者が年間1500万人に達し、インターネットが普及し始めた現在、ブランド好きの消費者は、どのブランドのどの品番が、外国のどこの店でいくらの価格で売られているか、実によく知っている。インポート業界とは、インポートブランドの輸入・流通にかかわる企業全体を表すが、狭義には専業者であるインポーターの分野を指すといってよい。舶来品時代からの長い歴史をもつのが三喜商事、サンーフレール、アオイ、コロネット商会、三崎商事、エルビスなどだ。会社の歴史は浅いが、最近、活発にブランドを導入しているのがワールドグループのオリソンディとオンワード樫山グループのバスストップである。