親は「お偉い人」に一流大学への進学競争を批判されると、そこにある種の欺朧を感じ取り、説得されるどころか逆に自分の信念を強めてしまうのである。「あの先生、あんなこと言ってたけど、なによ。自分だって一流大学出ているのに」というわけである。確かに芸能界やプロスポーツ界、物書きの世界、あるいはベンチャービジネス界など学歴とはまったく無関係な世界も存在するが、そこでの成功の確率は極めて低いものであり、よほどの才能と運に恵まれていなければ人並みの生活さえ約束できなくなってしまう世界でもある。こうした世界の成功者を引き合いに出して子どもを鼓舞することは勝手だが、少なくとも私にはそんな無責任なことはできない。多くの親にとっても同じであろう。
【参考】
http://www.homepage-contract.net/menu2/orwthl13173.html